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【フクシマ・タイムズ】 2014年3月20日 ダウン症増加の可能性、他


◆ 2014年3月10日付 フクシマンの福島リポート(郡山市)

http://ameblo.jp/masa219koro/entry-11792252413.html

フクシマに住む私の叫び 『心筋梗塞やダウン症が増加の可能性!?国は至急調査を!』

「私が福島に住んでいて、今一番心配なこと・・・ それはやはり、健康問題です。先輩が心筋梗塞でなくなった話を聞いたり、友人に甲状腺の機能異常が現れた話を聞いたり、同じ町内の方が白血病にかかった話などを聞く度に、『いろいろな病気が、放射能の影響で増えているのではないか?』 と不安になります。

白血病の増減について調べてみると、厚労省の「患者調査」(平成23年度)から、福島県と、宮城県の一部だけが、除外されており、福島県民は原発事故後の白血病の増減を、知ることができなくなっています。厚労省に、福島を除外した理由を聞くと、『平成23年度は、震災があり、被災した福島や宮城の病院からは、データーが集められなかった』と言っていましたが、それならば、変わりに平成24年度に臨時的に施行するなど、特別予算を組んででも、きちんとした調査を行ってほしかったと思います。(※患者調査は3年に一度しか施行されておらず、次回の調査結果は今年の12月に発表される予定)」

飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長):
チェルノブイリの後にダウン症がすごく増えた訳ですよ。でも日本では全くその調査はされていないんですね。(中略)

様々な遺伝子異常が出てくることははっきりしているんですね。でも日本ではその調査はされていないんですが、NIPT調査という、新型出産前調査という検査が今たまたまテストをされていて、3500人が、これは福島だけではなくて日本全体で検査を受けたら、65名の『異常』があったと。その半分がダウン症なんですけれど、そうすると(確率は)千人に1人なんですね。

でも、ダウン症というのは、日本も含めて世界はだいたい一万人に1人なんですよ。これも、きちんと3.11の前と後とか、福島県と他の地域の違いとか、きちんとデーターが取れていないからよくわからないんですけれども、しかし、ダウン症が増えている可能性があることを示すデーターが、別のアングルから出てきてしまったわけですよ。

(それなのに)ダウン症の統計的なデーターを取ろうとしていなくてですね、低線量被ばくでどのような影響があるか?これだけ学問的に両論あるのだったら、ベースデーターをきちんととるのが、本来の、21世紀の科学の姿と思うんですけれど?

◆ 2014年3月12日付 子どもたちを放射能から守る世界ネットワーク

福島県医大関係者が服用したヨウ素剤はなぜ福島県民に配られなかったか

「県民には配られなかった安定ヨウ素剤を、県立医大の医療従事者とその関係者だけが飲んでいたというのは、まぎれもない事実である。しかも、県医大では、ヨウ素剤の配布が県医大関係者に行われた事を市民に口外しないよう箝口令がしかれていた。このような行為に対して、市民から医療従事者としての倫理が問われるのは当然であろう。しかし、『ヨウ素剤を飲まなくても問題ない』 としたリスクアドバイザー(※注)や、服用の指示を出さなかった当時の政府/行政の責任はどうなるのか。」

※注: 山下俊一 長崎大学副学長を指す。

http://www.save-children-from-radiation.org/2014/03/12/福島県医大関係者が服用したヨウ素剤はなぜ福島県民に配られなかったか/

◆ 2014年3月11日付 DW (Deutsche Welle、ドイツの国際公共放送)

  • 浪江町の住民フジワラ・ミナコさんの話。昨年6月に飼い犬を亡くした。「犬の首の周りの毛が抜けて、皮膚が黒くなった。」  同様の症状は、チェルノブイリの動物でも観られた。
  • 二本松市で診療所を開いている関根俊二医師。甲状腺および乳ガンが専門。3.11以来、浪江町民の甲状腺を日々診てきた。「包括的な研究はないものの、原子力事故とガンの発生には関連があるように見受けられる。」
  • 福島のガン罹患率について。関根氏は、従前の子供のガン症例や放射能汚染度の情報を開示請求したが、当局は情報保護法を理由にまだ回答していない。甲状腺の専門家であり、県の健康アドバイザーである山下俊一氏は、大したことはないという態度を取っている。
  • 浪江町の若い住民3,200人の内、2人が甲状腺ガンと診断されている。

http://www.dw.de/fukushimas-radiation-victims/a-17488269

< 山下俊一 トンデモ発言>

山下俊一 国立大学法人長崎大学理事・副学長兼福島県立医科大学副学長(非常勤)、日本甲状腺学会理事長、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー