◆ 2013年11月12日付 ロイター
4号機燃料プールからの使用済み燃料取り出し作業について報道。
- Fairewinds Energy Education の Arnie Gundersen 氏 (原子力エンジニア) は、 この作業を、クシャクシャの紙パックからタバコを引き抜こうとする作業になぞらえた。
- 燃料プールに穴が開いて水が流出したら、火災が発生して、2011年の災害時を超える放射線が放出される可能性がある。そうなれば、200キロ離れた東京も脅かされる。
- コンサルタントの Mycle Schneider氏 および Antony Froggatt氏は、 最新の「世界原子力産業の現状報告」において、 「4号機の使用済み燃料プールから、一切の閉じ込めも制御もなく、 全面的な [放射線の] 放出が起こった場合、これまでで最も深刻な放射線災害を引き起こす可能性がある」 と記した。
(ご参考) 当該レポート (英文) は、こちらのURLにて閲覧できます: http://www.worldnuclearreport.org/-2013-.html
- [双葉郡] 広野町の住民:「みんな心配している。大きな事故が起こらないことを ただ願うばかりだ。ここじゃ、誰も東電のことを信用していない。」
http://www.reuters.com/article/2013/11/12/us-japan-fukushima-removal-idUSBRE9AB15L20131112
◆ 2013年11月12日付 朝日新聞
- 8月に300トンの汚染水漏れが発覚したタンクに近い観測用井戸から、 放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、1リットルあたり71万ベクレル検出された。
- 9日に同じ井戸から採取された水の同55万ベクレルを上回り、過去最大値となった。
(英語版) http://ajw.asahi.com/article/0311disaster/fukushima/AJ201311120055
(日本語版) http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY201311120087.html