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【フクシマ・タイムズ】 2013年11月7日 4号機燃料取り出し作業(1)


◆ 今週の海外メディア報道は、近々に予定されている、4号機プールからの使用済み燃料取り出しの話で持ち切りです。固唾を吞んで見守っているという雰囲気です。また、無能であることが明白な東電に、この作業を任せておいてよいのか、という論調が目につきます。

◆ 2013年11月6日付 英テレグラフ紙

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/10430590/Decommissioning-Fukushima-how-Japan-will-remove-nuclear-fuel-rods-from-damaged-reactor.html

  • 東電は、燃料取り出し作業をこの8日にも始める計画であったが、原子力安全基盤機構が事前に試験を行うよう求めたため、作業開始が約2週間遅らされた。当局がこの追加の試験にこだわった事は、東電の事故処理能力に重大な懸念があることを示唆している。

◆ 2013年11月7日付 英BBC

  • 東電が公表した書類によれば、これまでのところ、燃料の健全性に影響を及ぼすような腐食は 見られない、とのことだ。
  • だが、[取り出し] 作業が始まってみなければ、技術者らが燃料棒を詳細に観察し、 その状態を評価する機会は得られない。

http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-24843657

◆ 2013年11月7日付 ジャパントゥデイ

  • 東電には原発事故による混乱を収拾する能力がない、という見方がますます広がっている。
  • 諸問題への東電の対応は、場当たり的で、調整を欠いている、との批判を受けてきた。 ある大臣 (訳注: 茂木経産相) は、モグラ叩きを見ているようだ、と発言した。

http://www.japantoday.com/category/national/view/fukushima-plant-readies-for-dangerous-fuel-rod-removal

 

◆ 2013年11月5日付 Common Dreams

  • 反原子力活動家の Harvey Wasserman 氏:「人類にとって、キューバ・ミサイル危機以来、最も危険な時」
  • 4号機の使用済み燃料の除去は、危険をもたらす可能性があるが、一方で急を要する作業である。地震などの自然災害で、万一 [4号機の] 建屋がさらに損傷するようなことがあれば、世界規模の大惨事となる可能性がある。

http://www.commondreams.org/headline/2013/11/05-3