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【フクシマ・タイムズ】 2013年10月13日 放射線量の組織的隠蔽


◆ テンプル大学 日本キャンパス 2013年1月25日公開講演

聴衆の中の日本人医師:

(動画の53:45~)

  • 私は、[2011年] 4月最後の1週間、南相馬の避難所で、医師としてボランティア活動しました。 私の線量計は、1週間で、胸部X線 250回に相当する線量を記録しました。奇妙なことに、新聞に掲載された [福島] 県の測定値は、それよりもはるかに低くて、私の線量計の値の百分の一くらいでした。その当時、県庁ならびに日本政府が放射線量を最小限に評価しようと、組織的努力をしたのだと思います。
  • 私が驚いたのは、[3.11の] 事故以前は日本の放射線の基準は非常に厳しかったのに、事故直後には最も緩い基準になってしまったことです。[事故後] 私は福島駅の西側に自分のガイガー・カウンターを持っていくと、針は振り切れました。私は、福島民報 (新聞社) の編集者らに会って、そのことを指摘しました。驚いたことに、彼らはその話を聞きたがりませんでした。彼らの一番の心配事は、福島民報にとっては客足が遠のくことであり、県庁にとっては人口が減って、歳入やポストが減ることでした。これに加えて、SPEEDI のデータのあからさまな隠蔽もありました。

https://www.youtube.com/watch?v=Xrrq7MkI0Kg&list=WL60CD6C2FD5A374DB

◆ 2013年10月12日付 ロシア・トゥデイ

  • 「原子放射線の影響に関する国連科学委員会 (UNSCEAR) 」によれば、日本政府は、福島第一原発の作業員らが原発事故後に浴びた内部被曝線量を、20%過小に見積もっていた可能性がある。

http://rt.com/news/fukushima-nuclear-radiation-higher-119/

◆ 2013年10月12日付 中国の南華早報 (South China Morning Post)

  • 東京の市民グループ「オリンピック候補会場の放射線を測る会」は、東京五輪会場予定地で高い放射線量を検出し、五輪のために東京を訪れる競技者や観客は、自らの身を危険にさらすことになると警告した。
  • 同グループのメンバーが南華早報に語ったところでは、「私達が試験を行った場所のほとんどでセシウム137を検出しました。福島の事故以前、ここにはセシウムはありませんでした。」 「東京五輪 [招致] のために使われたお金は、福島原発周辺から避難を強いられた人々のために使うべきだったと、私達は思います。 」

http://www.scmp.com/news/asia/article/1329729/elevated-radiation-claimed-tokyo-2020-olympic-venues

◆ 市民グループ「オリンピック候補会場の放射線を測る会」による測定結果

  • 同会のウェブサイトにて、測定結果を閲覧可能です。

http://olympicsokuteikai.web.fc2.com/

http://olympicsokuteikai.web.fc2.com/pdf/resume_final_japan_20130614_b.pdf