◆ 2014年6月10日付 Nuclear Hotseat
「トモダチ作戦」に参加した米海軍の水兵らが、米国で東電を訴えている裁判の続報です。
- 原告弁護団がこのほど公表した情報によれば、「トモダチ作戦」参加中に放射線被曝した水兵に初の死者が出た。その水兵は、この裁判の原告の一人であり、名は Theodore A. Holcomb。滑膜肉腫 (synovial sarcoma) により、今年4月下旬に亡くなった。享年38歳。
- 同水兵は、空母レーガンに搭乗し「トモダチ作戦」に参加。服務中に呼吸困難に陥り始め、その後、呼吸障害・右肩の痛み・心拍数過剰のために除隊された。2011年末にガンと診断。ガンは心臓のすぐ近くにあり、肺および心臓に障害を引き起こした。
- 当該裁判の公聴会が、7月12日にサンディエゴで開催予定。