◆ 2013年12月10日付 Nuclear Hotseat
「トモダチ作戦」に参加した米海軍の水兵が、東電を相手取って米国で起こしている裁判の、原告側弁護士のインタビューです。この裁判の原告団に加わる米船員の数が、膨れ上がってきている。11月に第一回公聴会がサンディエゴの連邦裁判所で開かれた模様。東電は、告発棄却の申し立てと、裁判地を日本に変更する申し立てを行ったが、却下されたようだ。
(ポッドキャスト 音声の 24:30~50:00)
- 東電は、福島第一原発でメルトダウンが進行しつつあったことや、米艦船が直面するであろうリスクについて、米海軍/政府に嘘をついた。
- 米船員は、救助のために水の中に飛び込んだだけでなく、脱塩した海水を飲み、その水で入浴した。被曝した結果、船員らは精巣ガン・甲状腺ガン・白血病・婦人科的問題・直腸出血・発疹・記憶喪失などを患っている。以前には抱えていなかった患いだ。視力良好だったのに、脳に腫瘍ができて失明する者も出ている。
- 船員の配偶者に対する賠償も新たに請求していく。
- 日本政府は東電と共謀して、真実を隠している。
- 東電の過失、厳格責任、地震・津波のリスクを知りながら安全だと偽って原発を建設した点などを追及していく。
- この裁判の目的には、損害賠償金を得るだけではなく、原発の危険性に対する世界中の人々の意識を高めることもある。
- 東電は、リスクの高さを知りながら、そのリスクに人々を曝 (さら) したことに対して、懲罰的損害賠償金を支払うべきだ。
- 船員らは騙されて、その結果、一生傷害を負った。我々は、東電に償わせねばならない。東電に償わせるのは、米国民の責任でもある。
(参考画像)
「週間おマヌケ大賞」と題して、「放射線量が高すぎて帰還できない土地の田んぼで育てたお米 (農家が避難先から通って育てた)」 を食べる政府当局者の写真も掲載されている。
http://www.nuclearhotseat.com/nuclear-hotseat-129-us-sailors-vs-tepco-attorney-charles-bonner/
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◆ 2013年4月29日付 ハフィントン・ポスト
「トモダチ作戦:米海軍の100名超、健康被害で東電を提訴」
http://www.huffingtonpost.jp/2013/03/11/story_n_3176752.html
◆ 2013年7月15日付 星条旗新聞