【フクシマ・タイムズ】 2015年4月12日 鯨の死はフクシマの放射能のせい?
先日、カリフォルニア沿岸にアシカが多数座礁していることをご紹介しましたが、北米西海岸にはイルカやクジラの死骸も多数打ち上がっているようです。ある鯨保護団体は、クジラの死は福島第一原発から出た放射能のせいではないか、と疑問を発しています。もちろん、そうだと短絡的に決めつけるのはよくないですが、海洋生態系の異変の原因を気候変動などに求める論説が多い中で、放射能の影響を疑う団体が出てきたことは注目に値します。
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先日、カリフォルニア沿岸にアシカが多数座礁していることをご紹介しましたが、北米西海岸にはイルカやクジラの死骸も多数打ち上がっているようです。ある鯨保護団体は、クジラの死は福島第一原発から出た放射能のせいではないか、と疑問を発しています。もちろん、そうだと短絡的に決めつけるのはよくないですが、海洋生態系の異変の原因を気候変動などに求める論説が多い中で、放射能の影響を疑う団体が出てきたことは注目に値します。
台湾は 2011年の福島原発事故以来、福島県・茨城県・栃木県・群馬県・千葉県からの食品輸入を禁止している。だが、これらの県で製造された食品が、産地を偽装して販売されているのが台湾で見つかり、当局が調査中。産地が偽装された商品には、キリンの午後の紅茶、日清食品のカップヌードル、森永の菓子6種 (クッキーなど) が含まれていた。
長瀧重信座長は、(中略) 『この会議でがんが増えているということが結論になると大変』 など、科学的根拠のない一方的な見方を示した上で、『誰が被ばくしているのか』 などと、原発事故によって今なお被曝を強いられている被災者の心情を踏みにじる言葉を口にしました。
福島第一原発から460km離れた名古屋の家のハウスダストから、「ホット・パーティクル(非常に放射性の高い粒子)」が見つかった。粒子の直径は約 10ミクロンで、吸い込まれて肺の中に留まり得る大きさだ。粒子そのものの放射能は 310ベクレルだが、1 kg当たりに換算するとペタベクレル/kg を超える。1ペタとは、10の15乗 (ゼロが15個)、1,000兆のことだ。
米ニューメキシコ州カールスバッド郊外にある放射性廃棄物地層処分試験施設 (WIPP) が、放射能漏れを起こした件の続報です。米エネルギー省は、WIPP の実態調査のために作業員8名を地下貯蔵所に送り込む計画であったが、1日、この計画を延期すると発表。2月14日の放射能漏れ以来、まだ誰も地下に立ち入っておらず、汚染の度合などは不明のまま。被ばくした作業員の数は、[前回発表の13人から増えて] 21人に。
テネシー峡谷開発公社 (TVA) 元理事長のS. David Freeman氏: 「フクシマは我々への最後の警鐘だ。米国にある104基の原子炉は、段階的に廃止せねばならない。すばり言おう。原子炉が我々を葬り去る前に、我々が原子炉を葬り去らねばならない。」
3.11後、航空機のパイロットや乗客の間で、心臓発作や失神など放射能との関連が疑われる症状が増えている。頻繁に飛行機を利用する有名人の間でも、ガンなどの発症が目につくという。いまや米航空運輸局 (TSA) は、航空機への搭乗時に乗客からガイガー・カウンターを取り上げている。
日本は 3.11から3周年を迎えるが、史上2番目に酷い原子力事故の責任を誰も取っていない。2012年7月の国会事故調報告書が、事故は日本の企業文化の欠陥が招いた人災と結論付けたにもかかわらずだ。
米ニューメキシコ州カールスバッド郊外にある放射性廃棄物地層処分試験施設 (WIPP) で放射能が検知された問題について、事態が深刻なことが徐々に明らかになってきました。職員13人が、放射性アメリシウムを吸入。大きな塩の塊が天井から崩落して、廃棄物の入ったドラム缶を破裂させた可能性が高い。
米国政府は、米国民に福島のことは何も心配いらないと説明しておきながら、内々には福島の放射能が、在東京の米国民だけでなく米西海岸の米国民に及ぼす影響を大変懸念していた。情報公開法 (FOIA) による公開文書で判明。どれほど酷いことになるのか、死に物狂いで計算を行っていた。だが、国民への説明では、それを微塵も感じさせなかった。
線量の隠蔽とか健康に対する隠蔽とか、そういうものが日本の中ではどんどん行われています。そういうことを日本の国内で声をあげようとしても、なかなか届かないんですね。マスメディアも同じで、発表しない、ということになっています。だから、逆に海外から日本を攻め込むような、そういう手法を取っていただければ、という思いがします。
政府をあてにせず、市民が自主的に放射能を測定する取り組みが広がっている。市民放射能測定所による検査結果によれば、福島産のかんきつ類、柿、キウイ、宮城産や岐阜産の木材ペレット、東京世田谷区の土壌やコケなどにセシウム汚染が観られる。
昨年 6-7月に、福島県楢葉町の井出川河口付近で見つかった高線量の物体4個について、このほど東電がその分析結果を公表した。高濃度の放射性プルトニウム、ストロンチウム、セシウムなどを検出。読売新聞記事は、原子炉建屋の爆発で飛び散った可能性も示唆している。
「過去の放射線推計値が、危険性を低く見せかける目的でごまかされていたことが明らかになったが、東電は技術的な間違いのせいにしている。」「[検出と公表の] タイミングが、この問題を一層疑わしいものにしている。というのも、[2020年] 五輪開催地の決定がほぼ同時期になされているからだ。」
市民団体などが2013年に行った検査で、岩手・宮城・東京などの子供たちの尿からセシウム137が検出されている。そのレベルは、2011年・2012年に比べて低下していない。検査を実施した団体の多くは、汚染された食品を食べたことが原因ではないかと推測している。
「現場では、ストロンチウムが徐々に地中深くへ移動して地下水に入っており、海に向かって進みつつある可能性がある。」「凍土遮水壁を設置すれば、地下水がもっと地中深くへと染み込んでいく可能性がある、と懸念を表明する専門家もいる。」
在日スイス大使館が、福島第一原発の溶け落ちた核燃料の現状を示す分かり易い図をウェブサイトに掲示しました。核燃料 (溶融炉心) はすでに地中深くまで達し、それと接触した地下水が高濃度の汚染水となって、海に流れ込んでいます。同時に、燃料はまだ非常に熱いため、水が熱せられて湯気となって地上に出てきています。
1月4日付 FARS News Agency (イランの報道機関): ロシア大統領府が発した布告によれば、昨年12月31日、福島第一原発において地下核爆発が連続して起きたという。この布告は、ロシア政府の全省庁に向け発せられ、福島第一原発事故に関する「過去・現在・未来」にわたる全情報を最高レベルの機密として扱うよう命じた。