◆ 2013年12月7日 Global Research
元ジャパン・タイムズ・ウィークリー編集者のシマツ・ヨウイチ氏のインタビュー (音声の 8:00~29:10)。氏は、福島の立入禁止区域を何度も訪れているとのこと。
氏は、2013年11月25日付の【フクシマ・タイムズ】 でご紹介した記事を書かれた方です。
4号機の使用済み燃料プール内にある「未使用」の燃料棒は、おそらくMOX燃料だ、という衝撃的な内容でした。(そちらの記事も、ぜひ併せてご覧ください。) 今回のインタビューでも、そのことを話されています(音声の 8:00~17:00)。
今回も衝撃の話が飛び出しました。英語が出来る方は、全編必聴です。
(音声の17:00過ぎ~)
- 福島は、1930年代から原爆の開発・製造の中心だった。阿武隈高地では、過去にトリチウムが製造されていたようだ。かつて福島の南西にはウラン・トリウム鉱山があり、1930年代に日本帝国陸軍がナチス・ドイツの協力の元、開発を行っていた。
- 福島第一原発の南に、放射線量の高い秘密のサイトがある。福島周辺の山岳域には、多くの秘密サイトがある。道もほとんどなく、かつてあった何本かの道は意図的に寸断されている。何十年も前から、軍でも警察でもない正体不明の治安部隊がおり、出くわすと拘束され、尋問され、追い返されるということが続いていて、私が山間地に取材に行くことを知った村民らが、気を付けるよう私に警告した。その辺り一帯が、原子力発電が始まるずっと前から、原爆の製造拠点だったことは明白だ。
(音声の19:20過ぎ~)
- 英国のみならず、ブッシュ-チェイニー政権時代に、米国からも密かに大量のプルトニウムが日本に輸送された。テキサス州アマリロにあるパンテックス (Pantex) 工場からだ。この輸送中に、CIA [関連の人員] が一人射殺されている。同工場では、核弾頭を解体して兵器級のプルトニウムを取り出しているのだが、その一部が日本に輸送されたようだ。
- 3.11当日には、イスラエルのディモナに本拠があるマグナBSP社が、福島第一原発の現場に居た。[同社は、核関連施設のセキュリティなどに従事している。] 同社の監視カメラが福島第一原発に設置されている。
ご参考) 2011年3月20日付 israel21.org の記事。マグナBSP社の監視カメラが福島第一原発に設置されていることを報じている。
http://israel21c.org/news/israeli-surveillance-at-fukushima-plant/
- 日本の核弾頭製造を支援する、違憲かつ違法な秘密計画が存在する。米国とイスラエル (フランスも加わっている可能性がある) が深く関与している。
- 日本の原爆の開発計画は、1930年代から行われていたが、戦後、岸政権の下で再開された。岸信介は、満州・北朝鮮で原爆開発の指揮を執った。北朝鮮の核爆弾計画は、元々日本の原爆製造拠点に由来する。岸の孫の安倍晋三が、非常な原子力推進派なのは、この血筋による継続性も関係している。
- 日本の原子力および核兵器開発計画を巡って、米国の外交政策に対立が内在する。米国のエネルギー省と国務省の間に、根深い対立が存在する。
(音声の25:00過ぎ~)
- WHO (世界保健機関) は、放射線に関する問題については、すべてIAEA (国際原子力機関) の意見に従うことになっており、 [WHO が発行するレポート] は歪曲されている。
- IOC (国際オリンピック委員会) の主要な世界的スポンサーはすべて、投資や役員を通じて原子力/核兵器産業に利害関係を有している。五輪開催地が東京に決まったのは、いまトルコやベトナムなどへの原発輸出を推進している原子力産業が [福島原発事故にも関わらず] 東京は安全だと世界に示したかったからだ。