◆ 2013年10月18日付 ウォール・ストリート・ジャーナル紙 ジャパン・リアル・ウオッチ
- 東電の役員らが不起訴処分となった件について、[福島原発告訴団] の武藤類子氏は、 東京検察審査会へ審査申し立てを行った。
- 申し立ての中で、武藤氏は、10メートル超の津波が原発に到達し得るという研究結果を、 東電役員らが無視して対策を取らなかった、とする主張を繰り返した。
- この件では、福島地検に告訴・告発がなされたにもかかわらず、 [不起訴処分発表直前に] 東京地検に「移送」されるという、異例の措置が取られた。
- 同紙の取材に対して、武藤氏は、「このような事故を繰り返したくなければ、私達は責任の所在を明らかにしなければならない」と述べた。「仕事を失った避難民達が、福島第一原発の清浄化の作業員として働くことを強いられ、更なる放射線に曝されており、[この人達が受けた] 損害が倍加している。この悪循環を止めなけばならない。東京の人々のご理解を賜りたい。」
ご参考) 福島原発告訴団のウェブサイト
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
- 2013年9月29日集会声明より:
「わたしたち福島原発告訴団は、たった一度の家宅捜索さえ行わず、強制捜査もないまま、全員不起訴の処分が決定されたことに対して、果たして捜査が尽くされたといえるのか、そして徹底捜査の上に下された判断なのか、根本的な疑問を持たざるを得ない。」
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html
◆ 2013年10月16日付 ジャパン・タイムズ
- 原子力規制委員会の更田豊志 (ふけたとよし) 委員: 損傷した原子炉からの放射性汚染水が、「地下水と混ざらずに直接海に漏れている可能性がある。」
- 1号機と2号機の取水口の間で採取した海水サンプル中のセシウム137のレベルが急増していることを受けた発言。6月下旬から7月初旬の10ベクレル毎リットルから、今月には100ベクレル毎リットルに上昇した。
- 東電が原発護岸から1 kmの地点で8月中旬以来行っている観測で、 10月8日、初めて放射性セシウムが検出された。