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【フクシマ・タイムズ】 2013年9月25日 村上達也 東海村長記者会見より


2013年9月23日付の 【フクシマ・タイムズ】 でご紹介しました、地下水に関する RT (ロシア・トゥデイ) の記事に対する反響が大きかったことを受け、村上達也 東海村長の記者会見から、地下水に関する回答箇所の概要を掲載します。

記者の質問は英語ですが、村上村長の回答は日本語ですので、動画で詳細をお聴きいただけます。

◆ 2013年9月5日付 外国特派員協会主催 村上達也東海村長 記者会見 (動画) より

http://www.youtube.com/watch?v=TxPkxdCUzFY

Q. (英語 00:00-00:20)

[福島第一原発の汚染水貯蔵] タンク群について、再度の地震、落雷、竜巻など [の脅威] から安全であるとお考えですか?

A. (日本語 00:20-02:25, 英訳 02:25-04:35)

  • タンクの性能については、よく存じない。
  • 私は、地下水について非常に恐れている。日本は、モンスーン地帯で多雨であり、山国。福島第一原発は、背後に阿武隈山脈を抱えている。[水は] 水源地である山から海に向かって、とうとうと地下を流れていると思う。
  • 東海村は平地であるが、そこにおいても相当な地下水が流れている。 それに比べて福島のような [山地の] 地形だと、地下水が原発敷地内に流入するのを食い止めるのは、困難であろうと思っている。出来る話ではない。人間の自惚れだと思っている。
  • 何よりも、メルトダウンした核燃料がそのまま放置されている。[この] 汚染源をなくさない限り、地下水 [の汚染] は防げない。
  • タンクは間に合わせで作ったものであるから、そこから絶えず放射能汚染水が海に流れ出すことになるのではないかと心配している。