この指輪の謎を解く鍵を、「Q」が提示した。
図11. 「Q」2017年12月9日付 第322番
図12. 「Q」の前掲投稿第322番に添付されたトランプの2012年10月11日付ツイート:
「バラク・オバマの指輪にはなぜアラビア語が刻まれているのか?こいつは一体何者だ?」
このツイートにリンクされているWND記事によれば、オバマの指輪に刻まれた文字はアラビア語で「アッラーの他に神は無し(La Ilaha Illallah、(英)There is no god but Allah)」を意味するのだという。
図13. オバマの指輪: アッラーの他に神は無し
(出典)WND
Obama’s ring: ‘There is no god but Allah’
https://www.wnd.com/2012/10/obamas-ring-there-is-no-god-but-allah/
つまりトランプは、「オバマはイスラム教徒ではないのか?」と疑問を呈したのだ。
さらに、この記事によれば、2008年の大統領選挙期間中にニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ニコラス・クリストフがオバマをインタビューした時の話が紹介されている。クリストフは、オバマが1967年から1971年まで住んでいたインドネシアでのイスラム教育について質問した。
オバマは、小学校のコーラン学習の授業中のエピソードを紹介した後、クリストフのためにアラビア語の祈りの呼びかけ、「アザーン(Adhan)」の冒頭の一節を暗唱した。
この祈りには、イスラム教の信仰を表すシャハーダが組み込まれており、各行が2回繰り返される:
アッラーは偉大なり!アッラーは偉大なり!
アッラーの他に神は無しと私は証言する
ムハンマドは神の使徒なりと私は証言する
クリストフは、オバマがこの祈りを一流のアクセントのアラビア語で暗唱した、と指摘した。
オバマの指輪のアラビア文字を判読したエジプト生まれのイスラム学者マーク・A・ガブリエル博士は、「アッラーの他に神は無し」と刻まれた指輪をはめている人は、それによってその人の人生におけるイスラム教の重要性を示している、と語った。
それにしても、トランプがまだ実業家だった2012年の時点でこのツイートをしているのは、恐るべき慧眼というしかない。
「オバマ=イスラム教徒」疑惑は、オバマの他の疑惑と併せて見たときに、無視し得ないものとなる。いずれ稿を改めて、触れてみたいと考えている。
(参考記事)
Was Barack Obama married in college?
https://www.wnd.com/2012/07/was-barack-obama-married-in-college/
Another Obama Mystery: He Wore a Wedding Ring as a Single Man
https://en.paperblog.com/another-obama-mystery-he-wore-a-wedding-ring-as-a-single-man-1337950/