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【フクシマ・タイムズ】 2013年11月10日 甲状腺がん増加中


◆ 2013年11月5日付 豪 ABC News

  • Mark Willacy 記者による福島現地取材レポート。動画と、英語による書き起こしあり。
  • Willacy 記者のコメントは英語ですが、日本人出演者の発言は日本語 (+英語字幕) ですので、一見の価値あり。
  • 10月11日付の【フクシマ・タイムズ】で紹介した、福島県農家の方 (タルカワさん) も、出演しています。彼の農地は、原発事故のために放射線のホットスポットとなり、 彼の父親は、事態を悲観して自殺しました。

http://www.abc.net.au/foreign/content/2013/s3884420.htm

(動画の1:45過ぎ)

Willacy 記者:

  • 放射線障害の影響や広がりについて、隠蔽し、嘘をつく恥知らずな努力に、私は衝撃を受けている。

(動画の10:00過ぎ)

Willacy 記者:

  • コイケさんの子供達は、福島県が実施した検査を受け、異常なしと診断された。だが、ここ私立ヒラタ病院での追跡検査では、4歳の娘の甲状腺に嚢胞が見つかった。

コイケさん (子供達の母親):

  • 県の検査が、ちょっとずさんといいますか、ちゃんと診てもらえなかったのか、それとも、、、

(動画の11:50過ぎ)

Willacy 記者:

  • [甲状腺がんの] 罹患率が上昇しているという明確な証拠がある。2011年の事故以前、甲状腺がんの罹患率は、子供百万人あたり1-2例だった。しかし、政府の指令による検査をこれまでに受けた20万人の子供の内、甲状腺がんと「確定」したのが18例、甲状腺がんの「疑いあり」が25例観られる。 これは、異常に高い率だ。

甲状腺がんに罹ったチェルノブイリの子供達を何百人も手術した菅谷 昭 (すげのや あきら) 氏:

  • 福島の先生達は、[甲状腺がんが] こんなに早く出るはずがないから、これは [原発] 事故と関係ないと言われるけれども、それはとても非科学的な、なかなか僕らにとってみれば受け入れるような理由じゃないですよね。

(動画の16:15過ぎ)

Willacy 記者:

  • 秘密主義が当局の基本姿勢である。

(動画の17:15過ぎ)

日本チェルノブイリ連帯基金の鎌田 實 (かまた みのる) 氏:

  • 県民健康調査委員会も秘密会議とか幾つかあって、それを暴露されて、今までの対応は、何かとても民主主義国家の対応をしていたとは思えない。