島田奈美作品を男声でどこまで表現できるかに挑戦する企画、名付けて「73チャレンジ」。今回で10曲目になります。2nd シングル「負けないで…片想い」を歌ってみました(1986年8月21日発売)♪あと一歩という出来ですが、全体的に明るい声音(高い波動)で歌うことができたので、アップします(^-^;)
負けないで…片想い
原歌手: 島田 奈美
作詞: 森 雪之丞
作曲: 林 哲司
編曲: 船山 基紀
歌唱: あまのじゅく
空色のカーディガン 詩集(ポエム)を添えて
放課後のバスストップ ずっと待ってた
あなたの Birthday
ごめんね… 逃げ出して
おかしな娘(こ)だと 思ったでしょ
* いくじなし Blue & Blue My Love
ためらいの片想い
打ち明けたとたん 友達も終わる
負けないで Blue & Blue My Love
菩提樹に陰(かく)れて 恋ささやくけど
遠くのあなたは 風に振り向くだけ
すぐに来たバスに 乗らないあなた
変だった私 気にした様で
胸 痛みます
ごめんね… 微笑みで
勇気をくれる あなたなのに
いくじなし Blue & Blue My Love
初恋の迷い道
優しさと恋は 似てるから怖い
負けないで Blue & Blue My Love
二粒の涙が あなたの制服
濡らす日が来たら きっと言えるでしょう
「空色が似合うのは
あなただけ…」
* repeat
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<原曲プレイバック♪>
この曲は、鼻歌レベルだと簡単に歌えそうなのですが、実際に歌ってみると難しく、島田さんはデビューからわずか3ヶ月で、こんなに難度の高い曲に挑んでいたんだな、と今さらながら感心しました。
彼女は出だしの数節(特に「詩集(ポエム)を添えて」のところ)が歌いづらそうにしていましたが、自分で歌ってみてその難しさを実感しました。音域の低い歌い出しと、音域が高くなるサビとを、歌い分けるのが至難の業。
①名匠、林哲司さんが初めて彼女に提供した曲。一方で森雪之丞さんが彼女に詞を提供したのは、このシングルが最後になりました。
これは青春・学園ものの名曲だと思う。歌詞も曲調も、片想いの胸が締め付けられる感じをよく表現しています。彼女自身は「片想いが大得意な女の子」だったそう。中学・高校と女子校育ちだったため、恋に関しては晩熟(おくて)だったようです。恋に慣れていないので臆病になってしまう、気持ちを打ち明けることが出来ない、のだと。そんな訳で、片想いしてる女の子が主人公の歌は、思わず気持ちがこもってしまう、と語っていました。
ファンの夢を壊さないように嘘をついていた可能性もゼロではないですが、今思えば意外に本心だったのかも。彼女の片想いの歌が心に響くのは、きっと彼女自身が片想い多き女性だったからなのでしょう。
Yokoya_iting 様、貴重な音源をアップいただき、誠にありがとうございます!
②1986年10月12日「モモコクラブ」出演時の映像と推定。
出身母体のモモコクラブでの生歌唱。島田さんの歌唱は、1:18~です。
桃組出席番号1078。
清純派アイドルのオーラ全開。くりくりっとした眼が印象的。
イントロで手に息を吹きかける振付が、可愛いですね
smile777 様、貴重な映像をアップいただき、誠にありがとうございます!
③1986年9月21日 「’86KBC新人歌謡音楽祭」出演時の映像。
会場は福岡サンパレス。この時デビューからまだ4ヶ月。大きな舞台での歌唱とあって、とても緊張している様子が伝わってきますが、一方で、会場に顔見知りのファンの姿を見つけて会釈する余裕も。
「空色が似合うのは
あたなだけ…」
の決めのパートが可愛いですね。
曲後のトークの場面での、島田さんの礼儀正しさが際立っていますね(^-^)
73naminami様、貴重な映像をアップいただき、誠にありがとうございます!
④クレアラシルCM「憧れの先輩編」編
私の島田奈美との出会いは、このCMだったと記憶します。
やけにもの哀しいBGMと、クレアラシルを手にした彼女の笑顔(動画の0:20~の場面)とのギャップが、鮮烈に印象に残ったことを憶えています。(唄は、2nd シングルの2番の歌詞だと後に判明。)といっても、すぐにその場でファンになった訳ではなく、私が彼女のファンになったのはもう少し後になってからなのですが。
ちなみに彼女のクレアラシルCMへの出演は、これを皮切りに全部で5バージョンあります。
こんなCMの映像が、再び観られる日が来ようとは、夢にも思いませんでした。
LoMN CF 様、貴重な映像をアップいただき、誠にありがとうございます!
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