今回ご紹介する本はこちらです。
書名: ユダヤ人と経済生活
著者: ヴェルナー・ゾンバルト
(監修・訳: 金森誠也、訳:安藤勉)
出版社: 荒地出版社
出版年: 初版1994年
原著は1911年に出版された ”Die Juden und das Wirtschaftsleben”。
著者のゾンバルト (1863-1941年) は、ドイツの経済学者・社会学者で、マックス・ヴェーバー (1864-1920年) と同時代人。ヴェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に刺激を受け、本書を著した。ヴェーバーの説では、プロテスタンティズムの信仰が資本主義の発展に作用した、とするのに対して、ゾンバルトは、ユダヤ人が資本主義の発展に大きな役割を果たしたのであり、資本主義の精神はユダヤ教に由来するところが多い、と主張した。
(下のページ番号をクリックして、次のページへお進みください。)