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【フクシマ・タイムズ】 2014年1月19日 元双葉町長インタビュー、他


◆ 2014年1月17日付 Democracy Now

もうすぐ原発事故から3年を迎える福島の特集 (動画の 11:00から)。

http://www.democracynow.org/2014/1/17/mayor_of_town_that_hosted_fukushima

双葉町からの避難住民のインタビュー、3.11当時の双葉町長のインタビュー、など。映画 『フタバから遠く離れて Nuclear Nation』の映像も一部引用しています。

1. 双葉町からの避難住民のインタビュー。首相官邸前のデモ現場から。 (動画の 12:55から)

< 英語吹き替えから日本語に逆翻訳 >

「福島では、高校生を含め、白血病などの病で急に亡くなった人達がいっぱいいる。今朝も白血病で亡くなった男子の話を読んだ。朝、母親が起こしに行ったら、ベッドの中で亡くなっていたそうだ。原発の放射能が原因だと、みんな言っている。でも政府は決してそれを認めない。それが悔しい。」

2. 井戸川克隆 (いどがわかつたか) 元双葉町長のインタビュー (動画の 22:25から)

< 日本語の書き起こし >

(双葉町住民を集団で避難させた決断について)

「多くの町民を放射能から完全避難させることを考えました。私の失敗は、日本政府の避難指示を待ったことです。あと3時間早ければ、多くの人達の直接の被曝は防げました。 残念ながら、300名程度の人が直接被曝をしてしまいました。」

(原発推進派町長から反原発に転向したことついて)

「以前から事故を起こしてくれるな、ということを東電と政府に頼んでおりました。その時、彼らは必ず、『町長、事故は起きないから大丈夫です』と言っていました。この約束を破ったために、私は反原発になりました。

(3.11後の、原発立地自治体首長と政府との会合の模様)

海江田万里経産相(当時)と細野豪志原発事故担当大臣(当時)が、数分間 一方的に話をして、 町長らの話を聴く前に部屋を去っていく模様が映される。

「事故以来、政府には早く手厚い会合をお願いしておりましたが、彼らは聴こうとしておりません。被害を受けている私達を目の前にして、都合の悪いことはいつもあのように去って行ってしまっていたのです。

(安倍首相の原発推進政策について)

「原発の事故の後始末も出来ないで、原発を推進するなどということは、全く考えられないことです。彼は、自分達がして来たことをよく反省して、自分の足元を見て、原発の政策を考え直さないといけません。我々の手に負えないような大きな事故になって、世界の事故になってますので、安倍政権はそれを反省しないといけません。」

「原子力発電のシステムは、多くの税金を使うようになっています。企業にとっては非常においしい話ですので、彼ら企業がそれを離さない、という風に思っています。その陰には、多くの国民の税金が使われています。税金を使えないようにするのが、いま第一 (大事) だと思っています。」

「福島県内に住まわされても、放射能の検査を十分にされない。病気は『放射能じゃない』って言われて、非常にみんな困っています。」