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【フクシマ・タイムズ】 2014月1月27日 シマツ・ヨウイチ仮説抄訳


 

◆ 2011年10月2日付 rense.com

シマツ・ヨウイチ氏:「米国-イスラエルによる秘密の核輸送が、福島の爆発につながった」
(原題: “Secret US-Israeli Nuke Transfers Led To Fukushima Blasts”)

http://www.rense.com/general94/secbb.htm

逐語訳ではなく、抄訳です。

(以下、抄訳)

福島第一原発を揺るがした爆発は、東電が主張している水素爆発よりも、はるかに強力だった。ワシントン情報筋によれば、爆発の実際の原因は、米国唯一の核兵器組立工場から違法に奪われた核弾頭のコア (芯) の核分裂だ。使用済み燃料プールの水が蒸発したことで、中に貯蔵されていた兵器級 (weapons-grade) のプルトニウムとウランの爆発を引き起こした。

米国とイスラエルが日本の核武装を秘密裏に支援しているという事実は、当局による近年最大の隠蔽によって、もみ消されている。事象を時系列で見ていくと、この米国戦略兵器からの窃盗は、ブッシュ-チェイニーのチーム、安倍首相、[イスラエル] テルアヴィヴのエフード・オルメルト政権の三者間協定の下、最高レベルで承認されていたことが分かる。

東京のストレンジラブ (訳注1)

2007年前半に、チェイニー副大統領が最側近らと共に来日した。新聞の社説は、この訪問を取り巻く秘密性に注目していた。久間章生防衛大臣は、ペンタゴンに秘密を漏らす恐れがあるため、秘密会合から締め出された。ホワイトハウスが日本の核開発計画を承認することに、[米軍] 統合参謀本部が反対するのは確実だったからだ。久間外しの表向きの理由は、ブッシュ大統領によるイラクの大量破壊兵器保有の主張を、久間が批判したことであった。

チェイニー来日の非公表の理由の一つは、アジア太平洋地域で米国・日本・豪州・インドの4国間同盟を推進することであった。中国とその同盟国の北朝鮮・ロシアを封じ込め、これらの国々と対決するためだ。

安倍は、自身の核への野望を推し進めるために、ロシアというカードを切った。このホワイトハウスに対する挑戦を読売新聞が大きく扱ったことが、米国大使館発の外交電報 (訳注2) に記されている。 「政府と国内の電力各社が、ロシアが設立する国営の原子力独占企業体『アトムエネルゴプロム(アトムプロム)』に 原子力発電所用のウラン濃縮を委託するため、ロシア側と大詰め交渉に入ったことが昨日明らかになった。」もし米国政府が日本の核武装を拒むなら、日本政府はロシア政府を頼ろうというのだ。

2006年9月に首相に選出されて以来、タカ派の安倍は、日本が専守防衛・非核という戦後の公式を踏み越えることを、度々求めてきた。彼が日本の核武装を唱導するのは、家系の伝統によるものだ。祖父の岸信介は、戦時中の原爆計画を育み、戦後は首相として民間の原子力開発計画を制定した。父の安倍晋太郎は元外務大臣であり、1980年代に、崩壊しつつあったソ連から兵器科学者を採用するため、ロシア・日本大学(露日大学)を後援した。同大学は、 (外国諜報のフロント機関である) オウム真理教が運営していた。

米国が日本の核武装を容認する上での主たる障害は、ペンタゴンであった。ペンタゴンでは、依然として、パール・バーバーとヒロシマが米国の軍事的優位を正当化する象徴であった。よって、米日間で核を移転できそうな唯一のチャネルは、文民が運営するエネルギー省 (DoE) を通じてであった。同省は、核兵器の製造を監督している。

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(訳注1) ストレンジラブ (Strangelove): 全面核戦争推進論者。Dr. Strangelove は、1964年の同名の映画に登場する、狂人の核戦略家。

(訳注2) ここで引用されている米国大使館発の外交電報と思しきものが、ウィキリークスが暴露した電報の中に見出される。ただし、当該電報の日付は2007年2月21日 となっており、電報IDは 07TOKYO722である。シマツ氏の文章では9月22日付となっているが、これは誤記と考えられる。

http://wikileaks.org/cable/2007/02/07TOKYO722.html

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