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ベンガジ米領事館襲撃事件


2012年9月11日にリビア東部ベンガジの米領事館が襲撃され、 クリストファー・スティーブンズ駐リビア米大使ら米国人4人が死亡した事件を巡り、 オバマ政権の初動対応がここに来て再び問題となっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130511/amr13051110530010-n1.htm

事件発生当初、スーザン・ライス国連大使は、 「米中央情報局(CIA)に提供された情報に基づき、 イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜したとされる映画が ネット上に投稿されたことに対する抗議行動が発端となって 『自然発生的』に起きた事件」とみられる、と説明していた。

その後、米政府当局は、この襲撃事件が「テロ攻撃」であったことを認め、 結果的に国務長官の有力候補だったライス氏は、国務長官の指名辞退に追い込まれた。

今月(2013年5月)10日に、米 abcnews などが報じたところによると、 CIA がライス大使や議会向けに用意した経緯説明資料の中で、 「アルカイダ関連テロ組織の関与の可能性に言及し、 テロの脅威を事前に警告していたが、 政権高官(国務省)による検討を経てこの部分が削除された」という。

用意周到な襲撃事件であったことをオバマ政権が隠ぺいしようと したのではないか、と米議会で問題になっている。 事件当時は米大統領選の最中であり、オバマ大統領は オサマ・ビンラディンの殺害など、テロ掃討作戦の成果を強調していた。

関連リンク)

http://abcnews.go.com/blogs/politics/2013/05/exclusive-benghazi-talking-points-underwent-12-revisions-scrubbed-of-terror-references/

http://edition.cnn.com/2013/05/08/politics/benghazi-hearing/index.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+rss%2Fcnn_us