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【フクシマ・タイムズ】 2015年4月12日 鯨の死はフクシマの放射能のせい?


先日、カリフォルニア沿岸にアシカが多数座礁していることをご紹介しましたが、北米西海岸にはイルカやクジラの死骸も多数打ち上がっているようです。

ある鯨保護団体は、クジラの死は福島第一原発から出た放射能のせいではないか、と疑問を発しています。もちろん、そうだと短絡的に決めつけるのはよくないですが、海洋生態系の異変の原因を気候変動などに求める論説が多い中で、放射能の影響を疑う団体が出てきたことは注目に値します。

◆ 2015年3月15日付 ニューメキシコ州立大学

  • メキシコ西部のバハ・カリフォルニア海岸では、今年の初めから海洋生物の死骸が多数発見されている。
  • 3月中旬には、イルカ55頭とアシカ4頭の死骸が見つかった。死骸に、目に見える外傷はなかった。
  • 1月末には、ウミガメ150匹の死骸が見つかった。
  • 2週間前には、コククジラ14頭 (うち13頭は子供) の死骸も見つかっている。コククジラは、毎年冬に北太平洋からバハ・カリフォルニアに回遊してくる。それを観るのが、観光名物になっている。

http://fnsnews.nmsu.edu/whats-killing-bajas-marine-animals/

◆ 2014年11月19日付 CALIFORNIA GRAY WHALE COALITION (カリフォルニアコククジラ連合)

「フクシマの放射能が、西海岸のクジラに影響を及ぼしているのではないか?」

  • 福島原発から放出された放射性物質が北米西海岸に打ち寄せたのに続いて、米国西部のオレゴン州の海岸には、ザトウクジラの死骸が多数打ちあがっている。
  • 冬季のホエール・ウォッチング (鯨の観察) 期に向け、ザトウクジラやコククジラがアラスカとメキシコの間を回遊する中で、放射能のホットスポットに出くわすことが懸念されている。

http://californiagraywhalecoalition.org/fukushima-radiation-killing-whales-off-west-coast/