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【フクシマ・タイムズ】 2015年2月16日 トモダチ作戦水兵 独誌報道

◆ 2015年2月5日付 独シュピーゲル・インターナショナル

ドイツのシュピーゲル誌 (オンライン英語版) が、空母レーガンに搭乗してトモダチ作戦に参加した米水兵らの体験や健康被害について、詳細に報じています。

http://www.spiegel.de/international/world/navy-sailors-possibly-exposed-to-fukushima-radiation-fight-for-justice-a-1016482.html

  • 空母レーガンについての報道は驚くほど少ない。同空母に搭乗してトモダチ作戦に参加した水兵らが声をあげると、「愛国的でない」として非難されるため、口をつぐむ水兵も多い。

Leticia Morales (女性): 最先任上級兵曹長

  • 10ヶ月前に甲状腺の摘出を受けた。この1年半の間に、ガン専門医、放射線科医など多くの医師の診察を受けた。そのうちの内分泌専門医に、空母レーガンに搭乗してトモダチ作戦に参加したか、と尋ねられた。その医師は、ここ数ヶ月で同空母の水兵6人の甲状腺を摘出した、と言っていた。
  • 同空母に搭乗して福島に向かっている時に、口の中で金属の味がした。他の水兵らも同じ経験をした。(放射線に被曝した者は、しばしば金属味がしたと訴える。)
  • 福島原発事故のことを知ったのは、福島沿岸に着いてからだった。
  • 本土に援助物資を運ぶヘリに、甲板上で物資を積み込むのを手伝った。
  • (福島) 沖に数日間停泊した後、蛇口からの飲水とシャワーを止めるよう指示された。
  • (帰国後の) 2013年5月、突然目まいを経験し始めた。腕が腫れあがり、右手が野球のミットみたいになった。視野狭窄になった。
  • 2013年11月頃、腎臓が痛み出した。肝臓に腫瘍が見つかった。
  • 2014年1月、脊椎に問題があると医師から言われた。同年2月、甲状腺に悪性腫瘍が見つかった。同年の夏、心不整脈を経験し始めた。同年の秋、胸に転移が見つかった。

Brett Bingham (男性): Morales の下士官の一人

  • 昨年献血した際に、肝炎にかかっていることが判明。医師からは「放射性肝炎」かもしれないと言われた。

Ron Wright (24歳男性)

  • 甲板上の勤務シフトを終えた後、着ていた衣服は (放射能汚染の恐れがあることから) 回収され、燃やされた。
  • 1ヶ月後、睾丸がテニスボール大まで腫れあがり、耐えがたい痛みがあった。鎮痛剤を処方された。軍の病院で7回手術を受けたが、事態は良くなっていない。明確な原因の診断はなく、相変わらず鎮痛剤を処方されている。

Theodore Holcomb (男性) : Morales の隊員の一人

  • 副甲状腺のガンにかかり、2014年4月に亡くなった。トモダチ作戦参加者で初の死者。
  • 2013年1月ごろ除隊となった。14年間海軍で兵役に服したが、年金の受給資格が得られるのは15年務めたあとだ。
  • 2013年12月頃、呼吸困難に陥った。翌1月、35歳の時に、医師から胸腺腫 (胸腺のガン) だと告げられた。これは極めて稀な病だ。胸腺腫の成長はふつうは遅いのだが、彼の場合はガンが広がるのが速かった。

Kristian William (男性)

  • 空母レーガンから本土に援助物資を運んだヘリのパイロット。副甲状腺のガンにかかる。これは稀なガンで、ふつう、高線量の放射線被曝によって引き起こされる。

Steve Simmons (男性): 元大尉

  • 2014年6月、医学上の理由で除隊された。現在は車椅子生活を送っている。4年前は、トライアスロン競技にも参加し、山にも登っていたのに。
  • トモダチ作戦から帰国して1年後に、筋肉の機能が低下し始め、毛髪が抜け始めた。片頭痛を患い、失禁状態になり、指が黄色や茶色になった。足は今や濃紅色だ。全身にけいれんがある。肝臓の検査結果は、アルコール依存症患者並みに悪い。

(以上)