投稿記事

【フクシマ・タイムズ】 2014年8月27日 チェルノブイリ5年目の移住者


◆ 2014年8月17日付 OurPlanet-TV

チェルノブイリ・5年目の移住者~除染から移住に転じた町

〇 チェルノブイリ原発から55キロのポリスケ市に住んでいたハルバラさんご家族のインタビュー

除染に力を尽くした町・ポリスケ:

ポリスケ市は除染を徹底。学校や住宅は水洗いだけでなく、線量が下がらなければ屋根の葺き替えをしたり、アスファルトを張り替えるなど、あらゆる手段を尽くした。また、事故までは多くの家庭が薪を使っていたが、ガスを整備。水道や下水道も完備した。さらに、住民には給与を倍額支給するなどの支援策を実施。学校の先生をしていたハルバラさんも例にもれず、通常であれば100ルーブルであった給与が200ルーブルになった。また住宅に関しても、ソ連の一般的な水準よりも一部屋多いアパートを提供することになったため、ハルバラさんのように子ども1人の家庭は通常2DKのはずが、3DKの家が提供された。こうした環境整備により、多くの住民はこの町に住み続けた(後略)」

「チェルノブイリ原発事故から3年が経過した1989年。ソ連共産党の機関紙プラウダは、政府によって隠ぺいされていた汚染地図を報道した。汚染ははるか100キロ以上にも及び、避難していなかった30キロ圏外の汚染地域には激震が走った。」

「汚染状況を改善するために、あらゆる努力を尽くしたポリスケ市。しかし事故から3年経っても汚染レベルは下がらず、1990年、町全体の移住が決定した。」

http://ourplanet-tv.org/?q=node/1819

 

◆ 2014年8月24日付 OurPlanet-TV

甲状腺がんの子103人~福島で10万人に30人

「福島県立医大は今回、地域別の発症率を算出した。それによると、悪性および悪性疑いの割合は、県全体で10万人に30人。地域別では浜通りでは35.3人、中通りで35.4人、会津で27.7人となった。1991年から1996年まで、チェルノブイリの汚染地域で甲状腺がんのスクリーニング検査を行った長崎大学のデータによると、ジトーミル州のコロステンで10万人に31人、キエフで22人とされており、福島の結果はチェルノブイリの汚染地域に匹敵する割合となっている。

http://ourplanet-tv.org/?q=node/1821