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【フクシマ・タイムズ】 2014年2月4日 「放射能まき」継続中


節分といえば豆まきですが、こちら福島第一原発では今日も「放射能まき」が続いています (年中無休)。もちろん、状況は「コントロール下」にあります。

◆ 2014年2月3日付 共同通信記事

地下水をくみ上げて海に排水する「地下水バイパス」計画につき、政府が全漁連に許可を求めている問題について、 ヴォイス・オブ・ロシア、ジャパン・タイムズなどが報道。

◆ 2014年1月31日付 ウォール・ストリート・ジャーナル

  • 福島第一原発から撒 (ま) き散らされた放射性物質の内、最大の差し迫った懸念はストロンチウムである。というのも、セシウムと違ってストロンチウムは土壌に吸着されず、魚や動物の体内に取り込まれると骨に蓄積される傾向があるからだ。
  • 現場では、ストロンチウムが徐々に地中深くへ移動して地下水に入っており、海に向かって進みつつある可能性がある。
  • このストロンチウムの海への流入を防ぐために、アパタイト (リン灰石) を使った米国の技術を 2月から試験的に導入する。アパタイトは、骨に似た組成の無機物で、ストロンチウムを吸着する性質がある。ただし、淡水での使用実績はあるが、海に近い塩水条件下での使用実績はないとのこと。
  • 東電が公表しているデータによれば、観測用の井戸から採取した地下水の放射線レベルが、 昨夏から徐々に上がってきており、昨年10月以降は放射性ストロンチウムが検出されている。
  • この技術は、国際廃炉研究開発機構 (IRID) が技術提案を募集し、提案のあった 780件 の内の一つ。

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/01/31/fukushima-watch-new-technology-to-stop-deadly-strontium/

◆ 2014年1月30日付 RT (ロシア・トゥデイ)

  • 凍土遮水壁を設置すれば、地下水がもっと地中深くへと染み込んでいく可能性がある、と懸念を表明する専門家もいる。

http://rt.com/news/fukushima-reactor-hole-tepco-430/

◆ 2014年2月1日付 朝日新聞

「放射能汚染ごみ、神奈川で初指定 汚泥 2.9 トン」

「環境省は31日、神奈川県内で出た汚泥 2.9 トンを、放射能に汚染された「指定廃棄物」に指定したことを明らかにした。同県分の指定は初めて。環境省は汚泥が出た詳しい場所は公表していないが、横浜市が昨年 9月、市立小中学校など17校の雨水利用施設にたまっていた泥の指定を申請しており、同市によるとこれが含まれている。

(日本語版) http://www.asahi.com/articles/ASG105TCPG10UTFL00Y.html

(英語版) http://ajw.asahi.com/article/0311disaster/fukushima/AJ201402010038