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【フクシマ・タイムズ】 2014年1月12日 トモダチ作戦 裁判続報


◆ 2014年1月11日付 OpEdNews.com

「トモダチ作戦」に参加した米海軍の水兵が、東電を相手取って米国で起こしている裁判の続報です。(以前にご紹介した原告側弁護士のインタビューはこちらです: 【フクシマ・タイムズ】 2013年12月14日)

  • 原告側の水兵らの多くは20代であり、申し立てによれば、放射線関連の病を患っている。彼らは法律上、米軍を提訴することはできない。
  • 東電は、水兵らの健康問題と福島原発の放射能との関連を否定している。
  • 初回の訴えは、裁判管轄権を理由にサンディエゴの連邦裁判所判事によって却下された。原告側の Bonner 弁護士は、新たに原告団に加わりたいという水兵らが増えているため、彼らも訴訟に参加できるよう、2月初頭まで待って再提訴を行うと述べている。判事はこれを認め、1月6日に予定していた再提訴の審問を1ヶ月延期した。
  • 「トモダチ作戦」に参加した米空母ロナルド・レーガンの水兵 Lindsay Cooper の証言によれば、飛行甲板上で暖気の突風が吹いたかと思うと、金属味のする雪が降り出した、という。広島に原爆を投下した飛行士らや、1979年にメルトダウンを起こしたスリーマイル島原発の風下のペンシルヴァニア住民も、同様に金属味を報告していた。(訳注: この水兵は「放射性の雪だ」とふざけていたが、いま甲状腺や月経周期の異常を患っている。関連記事参照。)
  • 福島海域を離れた空母レーガンは、放射能汚染がひどかったため、日本・韓国・グアムへの入港を拒否された。現在はサンディエゴに停泊中。

http://www.opednews.com/articles/Toll-of-U-S-Sailors-Devas-by-Harvey-Wasserman-Fukushima_Radiation-140111-539.html

◆ 2014年1月7日付 英ハフィントン・ポスト、キューバの国営メディア Prensa Latina

メキシコ沖の太平洋で奇形のクジラが発見されました。食物連鎖の最上位まで放射能の影響が及んでいるとすれば、相当深刻な事態といえます。

  • コククジラの「シャム双生児」(2頭のクジラが胴体の部分で結合した個体) がメキシコのバハ・カリフォルニア・スル州で発見された。記録があるものとしては、初のケースかもしれないという。(この個体はすでに死亡。)
  • 生まれたばかりのクジラの個体としては通常よりも小さく、米国鯨類協会の研究者によれば、早産ではないかという。
  • 動画がユーチューブに掲載され、この先天異常と福島第一原発事故との関連を推測するコメントもあった。

http://www.huffingtonpost.co.uk/2014/01/07/conjoined-siamese-gray-whale-twins-video-pictures_n_4555357.html

http://www.plenglish.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2241461&Itemid=1

◆ 2014年1月11日付 ニューヨーク・タイムズ

1月8日付の【フクシマ・タイムズ】でご紹介しました浪江町の牧場長、吉澤正巳氏がニューヨーク・タイムズ紙でも取り上げられました。

http://www.nytimes.com/2014/01/12/world/asia/defying-japan-rancher-saves-fukushimas-radioactive-cows.html?_r=0