投稿記事

【フクシマ・タイムズ】 2014年1月8日 IAEA 福島と秘密指定条項


◆ 2013年12月31日付 東京新聞

「IAEAと秘密指定条項 福島、福井 共有情報非公開に」

  • 国際原子力機関(IAEA)と福島、福井両県が結んだ相互協力の覚書に、IAEAか県か一方が要求すれば、共有している情報を非公開にできる条項が含まれていることが分かった。この条項については、県議会でも問題視されず、「特定秘密保護法の先取りにつながるのでは」という批判の声もある。
  • 福島県では、除染や放射性廃棄物の管理については県、放射線による健康影響調査については県立医科大がIAEAと締結した。
  • 両県とも、現段階で秘密指定された情報はないとしているが、事故情報や測定データ、子どもの甲状腺がんなどについて、県側かIAEAが、「住民の不安をあおる」などとして秘密指定すれば、その情報は公開されない恐れがある。
  • IAEAはチェルノブイリ原発事故で「被ばくによる健康の変調はなかった」との報告書をまとめている。福島原発告訴団の武藤類子団長は「IAEAはチェルノブイリの健康影響について情報隠しをした前例がある。福島も二の舞いになるのでは」と懸念している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013123102000114.html

◆ 2014年1月4日付 豪ABC

  • [浪江町の] 牧場長である吉澤正巳(よしざわまさみ)氏は、放射線被曝した飼育牛を屠殺せよと命ずる政府に抵抗している。氏は、「長期的な被曝の影響を理解するために、これらの牛を屠殺せずに、研究すべきだ。牛を殺すと、証拠隠滅になる」と主張している。氏の飼育牛は、高レベルの放射性セシウムに汚染されていることが判明している。
  • 牛の一部には白い斑点が生じている。「多くの獣医に診てもらったが、誰も原因は分からなかった。放射能の影響ではないか」と氏は言う。
  • 吉澤氏:「私の行為は法律違反だ。でも政府の言うことは聞かない。私達は裏切られたのだから。」

http://www.abc.net.au/news/2014-01-04/fukushima-cowboy-wont-slaughter-cattle-despite-white-spots/5184684

◆ 2014年1月6日付 NHK WORLD

  • 1999年に臨界事故を起こした茨城県東海村の核燃料加工会社JCOで、低レベル放射性廃棄物を処分する焼却炉の設置工事が始まった。
  • JCOでは1999年9月、作業員2人が死亡、周辺住民など660人余りが被曝する臨界事故が発生した。JCOは、核燃料の加工事業の許可を取り消され、現在はかつての加工作業で発生した放射性廃棄物の保管・管理などを行っている。

(塾長コメント)
この記事の日本語版は、NHKのサイトからすでに削除されています。
政府の原子力政策に反対する世論の高まりを恐れた措置と推測されます。

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/20140107_02.html