◆ 2013年11月19日付 AP通信
- コンピュータ・シミュレーションによれば、炉心の損傷が最も大きかった1号機の溶融燃料は、格納容器の底を破って コンクリート製の基礎を部分的に浸食し、あと約 30cm で地面に漏れ出すところまで来ている。
◆ 2013年7月11日付 ザ・ブック・クラブ
豪 ABC NEWS の元北東アジア特派員、Mark Willacy記者のインタビュー。 同記者の福島での取材を元にした本「Fukushima」が出版されています。
(音声の 23分過ぎ)
- この本 (訳注: 上記著書「Fukushima」) の取材のために東京電力を訪問して、責任者の一人で原子力技術者でもある人に話を聞いた。 原子炉の現状について尋ねたところ、彼の回答はこうであった:
「私達の考えでは、1号機では核燃料は溶け落ちて、圧力容器を突き破り、格納容器を突き破りつつある。 7メートルのコンクリート層があるが、その内 70センチほどを既に浸食している。十分に冷却したので、それ以上は溶け進まないと考えている。 いま推量できるのは、それだけだ。」
(ご参考)
同記者の取材については、2013年11月10日付の【フクシマ・タイムズ】でもご紹介しました。