投稿記事

【フクシマ・タイムズ】 2013年11月14日 首都圏でも白血球異常


◆ ブログ「ママレボ編集長通信No.6」 (2013年9月4日付) に掲載された、 三田医院 (東京都小平市) の三田茂院長のインタビュー。

英訳されて、よく読まれているようです。以下、和文 (原文) の要旨です。

  • 原発事故以降、主に首都圏の大人・子供、のべ1,500人の血液検査・甲状腺エコー検査を実施。 検査に訪れた子供 (主に関東在住) の、白血球中の「好中球」の割合が、明らかに減少してきている。
  • 「好中球」は、いわば免疫の「最後の砦」。 「好中球」の値が低いからといって、必ずしも具合が悪かったり、すぐに病気になったりする訳ではないが、病気になってこじらせてしまった場合に重篤化する可能性が高くなる。
  • 東京でも福島原発由来の放射性物質は飛散して来たし、 汚染されたゴミが大量に燃やされているので、呼吸によって放射性物質を取り込んでいる可能性は否定できない。 原発事故以降、大量の放射性物質が放出されたのだから、医者は、それまでとは違う症状が増えた場合 「まず放射線の影響を考えてみる」というのが本来あるべき姿勢だ。
  • 「好中球」の値が低くても、西の方面へ2週間以上保養に出れば、多くの場合、数値は回復する傾向。 しかし本当は、子供も大人も、できれば東日本から移住して欲しい。
  • 高齢者のぜんそくが、治りづらくなっている。 また、今まで症例の少なかった病気で来院する人が増えている。 例えば、リウマチ性多発筋痛症という50代以上がかかりやすい病気。

(ママレボ編集長通信No.6)

http://momsrevo.blogspot.jp/2013/09/no6.html

(英訳)

http://www.save-children-from-radiation.org/2013/11/11/title-dr-shigeru-mita-addresses-the-need-of-blood-examination-among-children-in-the-kanto-area/