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【フクシマ・タイムズ】 2013年10月11日 福島県農家の怒りの声


◆ 福島県農家 (タルカワさん) の怒りの声
2013年6月6日 「第38回全国公害被害者総行動デー」(東京電力・政府合同交渉)の動画。英訳されて海外にも発信されている。

http://www.youtube.com/watch?v=sJ-ozcLriDQ

(動画の 0:25~5:00)

「私は福島県で専業で農業を現在も行っています。私の住んでいる須賀川は、昨年玄米から100ベクレルを超える [放射線が] 全国一番で [検出されました]。それで田んぼを除染する結果になったんですけれども、私達は農地の土壌が何ベクレルあるかも分からないで作業しているんですよ、毎日。空間線量じゃないんですよ。

田んぼを除染することになって、私の地区は、農家の私も作業員になってやったんですよ、自分のとこを。除染の「除」って意味が分かってます? 深く耕して、薄めてるだけじゃないの。取り除いてねぇんだから、放射能なんて下がる訳ないでしょう。田んぼ除染しました。空間線量測りました。全然下がってないですよ。取り除いてねぇもん、そうでしょう。

原発が爆発した当時と、環境はもう2年たっても何にも変わってねぇからな。

農業資材だって、汚染されていれば被覆資材などは使用しては駄目という指示が出てます。それを農家が何ベクレルあるかなんて、分からないですよ。で、新しく買い直しして、どうしてくれる?

農家の思いをよく考えてみてください。私達は作物を生産して、安心・安全なものを自分でも食べて、消費者の方にも販売して。そういう収穫の喜びが今はないんです。福島県のものは県外のものに比べたら、本当に値段も安いですから。それを承知しながら作って、損害賠償もらって、農家は何の活力がありますか。

あと一つ言っておくことがあるんですけれども、福島県は農作物は出荷の前に全部検査しないと出荷できません。今は [基準は] 100ベクレル以下っていうことになってますけれども、農家は、生産している私は、分かりますよ、これが何ベクレルあるって。放射能、要は100ベクレル以下だったら出荷できる訳ですから。私は食べませんよ。買って食べる人は、放射能ねぇと思って買って食ってるんだよ。どうなんだ。俺らは分かってんだよ。罪の意識がある、作ってたって。自分は食わねぇけど、人には食わせてる。どう思いますか?ちょっと答えてください。」

 

◆ 2013年10月10日付 ナチュラル・ソサイエティ

  • 東電は、記録に残る形で、世界の人々に嘘をついた。彼らは、本当のことを言うよう強制されない限り、決して本当のことを言わないだろう。独立した調査によって、福島第一原発から放出された実際の放射線レベルが (東電が公認していた値の約2.5倍であることが) 明らかにされて初めて、東電は、同社の公表値が実際の値よりもはるかに低かったことを公に認めた。彼らが他にどんな嘘をついているのか、我々は想像するしかない。
  • この独立調査は、同原発から放出されたセシウム137の78%が太平洋に流れ込んでいることも明らかにした。東電の公表によれば、原子炉3基のメルトダウンによって、900,000テラベクレルの放射性物質が放出された。この内20%が日本の国土に、2%が国外の土地に落下し、残りの78%は太平洋に入ったと考えられている。
  • 主流メディアは、福島は何の心配も要らない、というプロパガンダを喧伝している。彼らは死につつあるメディアであり、主だったギャラップ世論調査によれば、信頼度評価の数字を落とし続けている。

http://naturalsociety.com/3-disturbing-fukushima-facts-government-covering/