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【フクシマ・タイムズ】 2013年10月3日 Gundersen氏インタビュー (2)


◆ 昨日ご紹介した動画の続き。

2013年10月1日付「ザ・リアル・ニュース」のインタビュー動画。 語り手は NPO法人 Fairewinds Energy Education のArnie Gundersen氏。

(昨日ご紹介したハフィントン・ポストのサイトからは、動画のリンクが外れてしまったようです。 下記の Fairewinds のサイトに、動画と音声書き起こしが掲載されています。)

http://fairewinds.org/media/in-the-news/nuclear-engineer-japans-pm-lying-japanese-people-safety-fukushima

(動画3:30から)

司会者:

  • 貴方は国際的な専門家17人と共に、潘 基文 (パン・ギムン) 国連事務総長への公開書簡(**)の署名者として名を連ねていますね。その書簡は、潘事務総長に、仲裁に入って東電を福島原発の管理から外すよう求めています。

Gundersen氏:

  • 我々が [この公開書簡で] 主張したのは、一つには、東電を除去して、[清浄化を] ちゃんと行える国際的なエンジニアリング会社と交代させることだ。
  • もう一つは、お金のことだ。東電に、この問題の解決できるだけのお金があるとは当てにできない。日本国民は、自分たちが債務を負ってしまったことを知る必要がある。
  • 最後に、重要なのは市民による監視だ。日本政府は、[福島で] 本当のところ何が起きているのか、日本国民に知られたくはないだろう。そこで公開書簡では、[独立した] 市民グループが、清浄化を請け負う業者を監視することを提言している。
  • そしていま問題なのは、日本の研究者らが真実を語ることを怖がっていることだ。医師らが、私達Fairewinds に電話をかけてきて言うには、患者が放射線症にかかっていると分かっていても、患者にそれを告げることを病院が禁じている。動物の異常を話題にする研究者らもいるが、彼らはそのデータの公表を禁じられている。
  • だから、最後に重要なのは透明性だ。率直に言って、日本政府に任せておくと、いつまでたっても透明性は得られないだろう。真実を述べることで得るものも失うものもない市民達から成る、監視委員会に民衆を巻き込まねばならない。
  • 我々は原発中毒だ。アメリカは原発100基で電力の20%を、フランスは原発60基で電力の80%を得ている。日本人が経験している痛みは、我々の痛みでもあることに気付かねばならない。そして日本人と力を合わせて、この問題を解決しなければならない。

(**) 公開書簡は、下記のURLに掲載されています。

http://www.nirs.org/fukushima/expert-ltr-bankimoon-09-2013.pdf