7月21日付フィナンシャル・タイムズ (FT) 紙電子版によれば、TPP交渉において、医薬品の特許に関する問題が、大きな争点として浮上している。米国が特許による保護を拡大するよう迫っているのに対して、新興国は安価な医薬品が入手できなくなることを懸念している。
米国側は、PhRMA (米国研究製薬工業協会) という大手グローバル製薬企業によるロビー団体が、製剤の特許による保護期間を米国並みの12年間とするよう、米国政府を通じてTPP交渉に働きかけている模様。
PhRMA には、ファイザー、アムジェン、グラクソ・スミス・クラインなどが加盟している。
ご参考) PhRMA 加盟企業一覧: http://www.phrma.org/about/member-companies
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